“ハッカペーレ!”
ノキアンハッカペリッタは、タイヤテクノロジーと安全性に関する先駆者です。
ノキアン・ハッカペリッタの80年にわたる、より良いタイヤテクノロジーを求める旅は、いくつもの技術革新と素晴らしい世界記録を実現しました。ノキアンタイヤは、世界で最北のタイヤメーカーとなり、そのウィンタータイヤは世界中の厳しい冬に安全性を提供します。
世界初の冬用タイヤとして、Kelirengasは1934年にフィンランドにて誕生しました。溝を有するトレッドにより、トラックは過酷な冬を乗り越えることが出来るようになりました。革新的な発明により、スノーチェーン装着車両が見当たらなくなりました。この偉大なウィンタータイヤの発明は、ノキアンタイヤの全身となるSuomen Gummitehdasによるもので、1936年には、世界初のパッセンジャー用のタイヤも開発されました。
新しいタイヤの名前は、Lumi-Hakkapeliitaと名付けられ、のちのハッカペリッタシリーズの先駆けとなりました。このタイヤの名前は、ハッカペリッタというフィンランドの伝説的な騎兵から取られました。
モンテカルロにおける世界各国からの賛辞
1950年代、車の交通量の増加に伴い、道路の整備が進んだ結果、道路が滑りやすくなりました。金属のスリーブをライナーに装着したり、セラミックの破片を入れたトレッドコンパウンドを採用したり、金属製の滑り止めをトレッドに取り付けたりと、冬タイヤのグリップを高めるために色々な手段が取られました。
1961年、ノキアン社はハッカペリッタウィンタータイヤ、コメタスタッド、そして、Veikko Ryhonenが持つスパイクタイヤの特許を組み合わせることにより、ついに革命をおこします。そのタイヤは、鋲のアイスグリップと、タイヤ自体のスノーグリップを組み合わせるものでした。
1950年代から1960年代において行われたモンテカルロのラリー選手権において、スパイクタイヤの素晴らしいグリップにより世界レベルでの関心をも引き寄せることとなりました。特に、Kometa-Hakkapeliitaのスパイクタイヤは雪と氷に覆われている山道において圧倒的な支持を受けました。こうした発明は、すぐに世界的な名声を得るまでになりました。
1970年代、ノキアン車はスパイクタイヤであるNokian Hakkapellittaと並行して冬用スタッドレスタイヤを世に送り出しました。それは偉大な兄に対しての物静かな弟という存在でした。グリップは、強く、サイプの施されたトレッドパターンと、革新的なトレッドパターンに支えられるものでした。
ノキアンハッカペリッタは、厳しい冬季の環境の為に世に送り出されました。
妥協のない開発努力により、ノキアン社はグローバル規模に成長し、世界中で冬タイヤの使用を促しました。第二次世界大戦後、ノキアンハッカペリッタの生産量は20,000本程でした。しかし、今日では、700万ものノキアン冬用タイヤがドライバーを目的地まで安全に導いております。ヨーロッパにおける冬用タイヤに関する規則の採択により、冬用タイヤの数が増大しました。
ハッカペリッタウィンタータイヤは、北欧の他に、ヨーロッパ諸国、北米、ロシア、その他ドライバーが冬季に厳しい環境に直面する地域にて、使用されています。
最良のウィンタータイヤ、そして先を見越したアプローチ
ハッカペリッタファミリーは、乗用車、バン、SUVなどスパイク及びスタッドレスタイヤ等が含まれます。SUVは、タイヤ市場において最も早い成長を遂げているセグメントです。また、トラックや、ホイールローダー、トラクター用に特化した製品も開発しております。
2013年にスパイクタイヤであるハッカペリッタ8がリリースされました。安全性とドライビングコンフォートを併せ持った最先端のタイヤに関する技術が投入されております。そして、新しいスタッド技術により、燃費低減と路面との接地をソフトにすることを実現し、それらは心から歓迎されました。同じく2013年に、ハッカペリッタ8は極限状況の中、氷上における時速335.713kmという未だかつてない世界記録を打ち立てました。
2年後の2015年には、ノキアンハッカペリッタR2の、BMW i3用に開発された、155/70R19において、EUタイヤラベリングの低燃費性能評価において、冬用タイヤでは史上初となる、最高クラスのAを獲得。この記録により、ハイパフォーマンス、安全性、そして経済性を北欧の極寒の環境で可能とする、未来のテクノロジーが現実のものとなったのです。
ハッカペリッタ
ハッカペリッタという名前の由来には諸説あります。17世紀のハッカペリッタと呼ばれるフィンランド軍の騎兵であるという説が有力なものです。進軍した際に、その騎兵は、歴史に残る戦いの際に「切り倒せ!」という意味で“ハッカペッレ!”と叫んでいたそうです。同様に、ノキアンハッカペリッタは80年以上に渡って厳しい路面状況と戦って来たのです。
ノキアンハッカペリッタに関する重要な出来事
1934年 "Kelirengas"" 世界初の冬用タイヤの誕生
1936年 伝説に残る冬用タイヤハッカペリッタの誕生
1961年 初のスパイクタイヤ""the Kometa-Hakkapellitta""の誕生
1986年 北極圏の北側のラップランドのイヴァロにテストセンターが誕生
1995年 ノキアンエコスタッドシステムの誕生
2013年 新世代ハッカペリッタの誕生。スパイクタイヤハッカペリッタ8 スタッドレスタイヤ・ハッカペリッタR2の誕生
2013年 氷上における最速記録 スタッドレスタイヤのノキアンハッカペリッタ8装着車による時速335.71kmの世界新記録
2014年 ハッカペリッタファミリーの展開。スパイクタイヤのノキアンハッカペリッタ8 SUV、ノキアンハッカペリッタC3、バン用のノキアンハッカペリッタCR3の誕生 2014年 世界初のポップアウトスタッドの採用。ハッカペリッタコンセプトタイヤ。
2014年 ハッカペリッタR2 ニューモデル 世界初 電気自動車用の冬用タイヤで、ヨーロッパラベリングの転がり抵抗評価にてクラスAを記録。
2015年 ハッカペリッタR2が、世界で最も省燃費性に優れた冬用タイヤとして、2016年度におけるThe Tire Technology of the yearを受賞
2016年 ノキアンハッカペリッタ生誕80周年記念。"
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Vice President, Research and Development Juha Pirhonen, Nokian Tyres, tel. +358 10 401 7708, [email protected]
Technical Customer Service Manager Matti Morri, Nokian Tyres, tel. +358 10 401 7621, [email protected]
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Nokian Tyres’ innovations
https://www.nokiantyres.com/innovation/
The Nokian Hakkapeliitta R2 – State-of-the-art green winter tyre technology for electric cars
http://www.nokiantyres.com/company/news-article/state-of-the-art-green-winter-tyre-technology-for-electric-cars-the-world-s-first-winter-tyre-with-a/
Photos related to the Tire Technology of the Year 2016 award and Hakkapeliitta R2 product photos:
www.nokiantyres.com/HakkapeliittaeR2
Video:
https://youtu.be/Wo4omb0Eil4
Nokian Tyres – The world’s first AA class winter tyre
www.nokiantyres.com/company/news-article/nokian-tyres-offers-the-world-s-first-aa-class-winter-tyre-in-wet-grip-and-fuel-efficiency-as-well-a/
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雪にまつわる物語と、氷上のチャンピオン
80年以上前に発明された冬用タイヤ
ウィンタータイヤの変遷
世界初の冬用タイヤはどのようにして開発されたのか?
80年以上に渡るノキアンウィンタータイヤの歴史
自動運転可能な電気自動車やバイオ素材で作られたウィンタータイヤ等、革新的な進化を見ることでしょう
2036年におけるハッカペリッタに関する展望
ノキアンハッカペリッタ--それは 発明性、経験、最先端の技術を併せ持つ冬用タイヤ