あなたがこの春にタイヤを放置してはいけない5つの理由
1. サマータイヤの方が濡れた路面で早く止まることが出来る
現代のウィンタータイヤは雪、氷、水雪、小雨の走行時にうまく機能するように設計されていますが、雨に濡れた夏の路面においての性能に関してはサマータイヤがはるかに優れています。摩耗したスタッドレスタイヤと良好な状態のサマータイヤの濡れた路面上での制動距離は、時速80km時において12m以上も差が生じます。これは車2台分以上の距離であり、あなたが道路上の障害物を避けるために急停車しようとした場合、とても大きな"差"となります。
2. サマータイヤはハイドロプレーニングを防ぐ
ハイドロプレーニングは危険な現象であり、タイヤトレッドと路面の間に水が入り過ぎると、タイヤが路面から浮き上がっている状態になります。その結果、コントロール不能のスリップが発生し、ドライバーは祈るよりほかなくなります。ウィンタータイヤはスラッシュプレーニング(水雪時のプレーニング現象)に関しては優秀かもしれませんが、水たまりなどの大量の水を含む路面においてはサマータイヤに遠くおよびません。サマータイヤは時速80km以上の速度での走行時においてもハイドロプレーニング現象を抑制することができますが、摩耗したスタッドレスタイヤは時速60kmの時点で制御不能に陥ります。
3. サマータイヤはドライブをより快適にし、レスポンスを向上させます
一見同じような黒い円にしか見えませんが、サマータイヤとウィンタータイヤはその根本から異なります。ウィンタータイヤは、トレッドデザインからゴムコンパウンドまでのすべての要素において寒い気候下で安全な運転を行うために設計されています。夏の気候条件下で性能を十分に発揮できないだけでなく、高温の路面を走行することによって冬の走行安全特性の寿命を縮めることになります。一方、サマータイヤは夏季の運転を安全かつ快適に行うために設計されています。ウィンタータイヤにとって有害な暖かい市街路や高温状態の高速道路こそがサマータイヤのテリトリーなのです。サマータイヤは正確なハンドリングや素早いレスポンスをステアリングにもたらします。これはドライバーに快適な運転を提供するだけでなく、同時に道路上の障害物をかわすなどの緊急操作時において、高い安全性を提供します。
4. タイヤの状態と品質は重要な安全性ファクター
タイヤを交換する際、何を装着してもいいというわけではありません。サマータイヤを交換する前に、タイヤの状態を確認することが重要です。もしトレッドの深さが4mm未満の場合、濡れた路面での安全性が保たれないためタイヤの交換をおすすめします。タイヤに偏摩耗、切り傷やひび割れがないかどうかをチェックすることも同様に大切です。明らかに損傷があるものは使用しないようにしましょう。また、製造されてから10年以上経過している、あるいは6年以上装着し続けているタイヤは使用しないでください。高品質のサマータイヤとウィンタータイヤそれぞれを購入することによって、長期間にわたって最適な安全性を得ることができます。
5. タイヤ販売店はパンデミック時においてもお客様にサービスを提供する準備を整えています
タイヤ販売店では、お客様が安全にお店に足を運べるように対策をしています。多くのチェーン店では、店舗を適切に消毒し、スタッフとお客様の間に適切で安全な距離を置くよう努力しています。一部のチェーン店舗では、人的接触なしにサービスを提供すると発表しています。また、多くのタイヤ販売店はオンラインストアを持っており、ウェブ上で製品やサービスの予約・支払いを行ったり、質問などサポートを受けることもできます。